サニタリーの空間デザイン

サニタリーとは「衛生的な」という意味で、住まいでは、トイレ、洗面室、浴室など水回りスペースことをいいます。ユーティリティと呼ばれる洗濯や家事コーナーが含まれることがあります。
 
トイレには、高機能の洋式便器や手洗い器が設置され、スペースに余裕があれば、手洗いカウンターが設けられ、ちょっとしたディスプレイコーナーになることもあります。
 
ユニバーサルデザイン(高齢者だけでなく誰もが使いやすい)として、手すりを取り付けますが、身体を上下する動作や座位を保持する姿勢によって、手すり位置を決めます。
 
洗面室には、洗面化粧台や洗面カウンターが設置されます。洗面ボウルや収納、ミラーなどさまざまなデザインのものがメーカーから提供されています。脱衣室を兼ねることも多いために、生理衛生用品やタオル、着替えなど収納スペースも十分に確保します。
 
浴室は、メーカーから提供されるユニットバス(浴室全体が一体化)と、ヒノキやホーローの浴槽を設置し、壁や天井を現場で施工するタイプがあります。浴室では転倒や溺死などの事故が発生する危険があるため、滑りにくい床材や手すりの設置、洗面室とともに浴室暖房などを導入することも検討しましょう。

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