キッチンの空間デザイン

家族のコミュニケーションには、住まいにおける食空間を大切にすることは重要です。食事の場であるダイニングルームとともに、調理空間であるキッチンは豊かな食生活には欠かせません。
 
家事動線や調理作業によってキッチンレイアウトを設定して、熱や光、音、空気などの室内環境、色や素材などのデザインを計画していきます。時代の流れとして、キッチン設備の電化や中食の普及などにより調理が簡略化され、独立したキッチン空間は少なくなってきています。
 
調理作業においては、冷蔵庫、シンク、コンロの3か所を頂点とした三角形「ワークトライアングル」の長さを適切にする必要があります。長すぎても短すぎても使いにくくなります。
 
キッチンのレイアウトには、1列型、2列型、L字型、U字型などがあり、壁から突き出たペニンシュラタイプや、部屋の中央に島のようなアイランドタイプもあり、キッチンの広さや調理スタイルによって、どのレイアウトにするかを検討します。
 
キッチンには、さまざまな食器や調理道具、保存食品など数多くあるため、収納計画を考えて、使いやすくしておく必要があります。貴重な食器やグラスなどを飾るための「見せる」食器棚や、パントリーという「隠す」収納スペースもあります。

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